database.comでいこうよ♪

Force.com開発歴1年ちょっとの新米デベロッパーです。(おっさんですが ^_^;)
Force.comで開発したアプリケーションは、appexchangeやOEM提供するのがベストプラクティスだと思っています。
でもせっかくですから、受託開発でもForce.comでいきたいですよね♪

【Force.comで受託開発】
以前は、「Force.com Free Edition」という無料のサービスがありました。
http://www.salesforce.com/jp/company/news-press/press-releases/2009/09/090915-2.jsp
オブジェクト数が10個までなど制限はありましたが、小規模アプリケーションの時は便利に使わせていただきました。

しかし、残念ながら今年の5月に「One App Edition」と改名され1,500円/ユーザー/月になってしまいました。
オブジェクト数10個以下のアプリですから、多くの場合受注額も低額です。
+αで毎月費用が発生するとなると、ユーザー様に納得いただくのが困難になってしまいました。

「う〜ん、Force.comで受託開発の提案は無理かなぁ。AmazonやAzureでいくしかないかなぁ」

【救世主現る?】
今年秋、かねてからアナウンスされていた「database.com」がリリースされました。
http://database.com/

【料金体系】
http://www.database.com/en/pricing

Sales CloudやForce.comと体系が異なります。

  1. 無料枠
    • 3 Standard Users
    • 3 Administration Users
    • 100,000 records
    • 50,000 Transactions

※このTransaction数って自分は?です。
API Call数を意味しているとしたら5,000の誤りだと思います。

無料枠を超えると

  • Standard Users ¥12,000/年
  • 追加レコード (100,000) ¥12,000/年
  • 追加トランザクション (5,000/day) ¥12,000/年

※ SFDC営業様からいただいた情報です。

使い方によってはForce.comの料金と比較してかなり節約できそうです♪

【database.comって何?】
database.comはForce.comから単純にDatabase部分を切り出したものではありません。
Salesforceと同じユーザー認証やワークフロー機能があり、Force.comからUI(ページレイアウト/Visualforce)を省いたものと私は解釈しています。
そのため、Java/.Net/PHP/Rubyなどから利用することになります。

Sign up】
トライアル版やDeveloper Editionと同様、Webサイトから簡単にサインアップできます。
https://www3.database.com/

【Login】
下記urlのどちらからでもログイン可能です。
https://login.database.com/
https://login.salesforce.com/?locale=jp

【管理画面はこんな感じ】

【オブジェクトの作り方】

Force.comと同じですね。

【Force.com IDEは使えるの?】
もちろん?!
いつもどおりの手順です。

  1. プロジェクトを作成
  2. ユーザー・パスワード・セキュリティトークンを入力

しかし!!!
Unable to fetch organization details for 'hogehoge@xxx-net.co.jp'
とエラーダイアログが表示されました。

【暫定対策(裏ワザ?)】
下記手順で使用可能になるはずです。

  1. ログイン可能な別組織のユーザー・パスワード・セキュリティトークンを入力して接続
  2. choose Metadata Componentsでオブジェクト等メタデータ(なんでもいいです)をダウンロードするように設定
  3. database.com用のユーザー・パスワード・セキュリティトークンを入力
  4. choose Metadata Componentsで必要なメタデータを選択
  5. Refresh from Serverでメタデータがダウンロード
  6. 上記2でダウンロードした不要なメタデータを削除

※ @mino123さんに裏ワザを伝授いただきました。感謝感謝です。

残念ながらsalesforce.schemaはエラーが発生して使えませんでした。
でも、別のツールで代用できますね。

【database.comの開発時に使っているツール】

  • workbench

https://workbench.developerforce.com/login.php

    • 使っている機能
      • オブジェクトのスキーマ情報の参照
      • SOQLの発行 ※リレーションを使ったSOQLは動作しないようです。
      • ちょっとしたデータのメンテナンス
      • REST APIのテスト

https://wiki.apexdevnet.com/page/Apex_Explorer

    • 使っている機能
      • SOQLの発行
        • こっちは、リレーションを使ったSOQLもサポートされています。結果がちと見難いですが。。。
      • オブジェクトのスキーマ情報の参照

※ Data Editorというレコードのメンテナンス画面がありますが、実行時エラーが発生して使えませんでした。

次回もdatabase.com関係の何かを書こうと思います。
ブログ内に誤りなどありましたら、ご指摘お願いします m(__)m

このエントリーはForce.com Advent Calendarに参加しています。
http://atnd.org/events/22909