転職後、1st1 プロジェクトを終えて

昨年、9月下旬にアメリカ本社のインド系ITコンサル会社に」入社。
もともと予定されていたプロジェクトがフリーズとなり、少々の提案活動はあったものの、しばらく待機。

入社して、2ヶ月が経とうとした頃、あるグローバル製薬メーカー様のプロジェクトにアサインされた。未だ未熟ながらも、salesforceの技術者として採用されていた。そのせいか、VeevaなるForce.com上で動作するアプリケーションのインプリ・カスタマイズプロジェクトだった。
いくら、salesfoce技術者といっても、製薬業界に特化したアプリケーションは初めてだし、クライアント様は、Veevaのスペシャリストを期待していた。初日に正直にVeevaの経験がないことをクライアント様に伝えた。クライアント様からの強い要求で、Veevaのトレーニングに参加し、Certifificationも取得。

プロジェクトの背景もよく分からないまま、プロジェクトスタート。このプロジェクトは、40ヶ国にあるクライアント様の全拠点に展開するプロジェクトらしいことが分かった。私は、日本のCountry Managerといっても、日本の担当は、私一人。「とにかく、Japanのために頑張ろう!!」と意気込んでスタートした。

最初の2ヶ月位は、APACを管理するシンガポールや開発拠点のインドのメンバーと衝突の日々。。。Japanのお客様でさえ、「なぜ自分達の要求が通らない」のか困惑。数ヶ月経って、ようやく「これはグローバルプロジェクトなので日本特有の要件は、受け入れられらい」ことが、ようやく判明。。。その間、私には、インドの上層部から「技術的なことに口を出すな」的な電話やメール。。。

スタート時点から食い違いがあったのだ。それを私を含め、Japanチームは誰一人知らされていなかった。しかし、さすが外資で働く皆様。事情が分かると、どこまで希望が叶えられて、どこからNGなのかを探るようになった。

そして、なんとか来週の月曜日にGo-Liveが決まった。私の任務はここまで。今日は、クライアント様と最後のミーティング。最後に思いがけずプレゼントをいただいた。感無量。。。慣れない役回りで、全然貢献できていないと反省の毎日だったのに。。。

このプロジェクトで学んだこと。
● ちょっとだけ英語で喧嘩できるようになった。
● やっぱ、Off-Shoreビジネスは難しい。
● インドの人は、自社とクライアントを明確に切り分けたがる。(私のようにお客様と仲良くなって、融通を聞かせるように仕向けるような姑息なことをしたがらない。)
● 黙って待ってたら、勝手に思い込みでガンガン作ってしまって、「これを使え」と言う。
● 日本人は優しいけど、仕事的には、最も面倒臭い国だと思っている。
● 日本人は、英語が下手くそすぎると思っている。
● 日本人は、ちょこちょこ変更要求を出すので面倒臭いと思っている。(要件定義で確定したことまで覆す。)

まあ、そんなところかな。今後もそんな面子と仕事をしていかなければいけない。英語、そして技術。彼らに馬鹿にされないように、これからも日々精進!!

今回のプロジェクトは寛大なクライアント様のおかげで、かたち上、成功。(納得いかないけど。。。)
もっともっと、自分を高めてクライアント様が本当に喜ぶ姿を見たい。